私の歴史2 暗黒の中学時代
その前に、小学校時代のことをもう少し。
市立小学校に通ったのですが、ここは国立大学教育学部の実習校でもありました。そんなわけで、教育実習生が毎年大勢来て(これは楽しい思い出)、やたらと研究授業が多かったです。今で言うアクティブラーニングというか、授業は大学のゼミのよう。発表するときは、「何故そう思うのか?」とその過程を、分かるように説明しないといけない。小学生にして、プレゼン能力が鍛えられていたのです。
少々面倒に思いつつ、子どもなので柔軟に受け入れていました。
ここで得たのは、皆それぞれ考えが違うこと、良い悪いだけで判断できないこと、そして自分の考えを伝えることの大切さでした。
自分の意見に自信が持てるようになり、自分のことが大好きだと実感できるようになりました。
しかし、中学校時代は、暗黒時代でした(写真のような、男子と並んで歩くなんて、夢のまた夢)。
いじめに遭うことはなかったし、友だちもいたけど、何だか周囲と考え方が違う。違うから、笑われる。そんなループを繰り返していました。
そんなあるとき、「自分には欠点はあるけど、私は私のことが好きだよ。美少女じゃないけど、ブスだと思ってないし」と言うと、
「そんなこと言うの、おっかしーい(失笑)」と言われました。
その友だちとはその後も仲良くしていたけど(意地悪な子じゃないし)、相容れないものを卒業するまで抱えていました。
こういうときは、モヤモヤする思いを日記に書いていましたね。
その頃から、東京(都会)に行きたい願望は大きくなっていたので、「こんな窮屈なところ、出たい」と、毎日のよう思っていました。
両親からは、「県外の大学に行っていいよ」、と言われていたこともあり、それを励みに勉強はそこそこ頑張りました。
この頃、社会は得意科目。「自由になるために、大学に行こう。勉強するのは、日本史がいいのかな?」と漠然と思っていました。
「美少女じゃないけど、ブスじゃない」と言い切ったものの、容姿にはまるで自身はありませんでした。だって、太っていたから。周囲のスタイル良い子と比べては、憂うつになりました(←中二病にありがち)
それでも、「私は私。なりたい自分に、きっとなる」と思えたのは、小学校時代の教えが影響していたのかも。
耐えた中学時代ですが、希望の高校に合格。ここから、なりたい自分へ少しずつ向かっていくのでした。