防災の「ヤマ」と「ニヤマ」~ヨガの八支則から
ヨガを通して「好き」な自分に。
ヨガファミリーのキッズヨガ&親子ヨガでは、
・子ども達が、心も体も強くしなやかになれるように。
・子ども達が、自分も他人も愛せる人間になれるように。
・親子が「なかよく」いられるように。
を目指したクラス作りをしています。
と言いつつ、走り回ったりゲームをしたりと、ヨガとは思えない
にぎやかクラスです。
本題のコラムです。

ヨガの「八支則」。これはヨガの経典『ヨーガスートラ』に乗っている、ヨガの基本的な考えです。
「1ヤマ、2ニヤマ、3アサナ、4プラナヤマ、5プラティヤハラ、6ダラナ、7ディヤナ、8サマディ」
解説すると
1:やってはいけない5つの戒め(禁止)、
2:やるべき5つの教え(推奨)、
3:ヨガのポーズ、
4:呼吸法、
5:感覚の抑制、
6:集中、
7:瞑想、
8:悟り
1から順番に実践していき8で最終目標の「悟り」に向かいます。
重複しますが1がヤマで禁止、2がニヤマで推奨です。
ヨガ講師として頭に置いていることですが、これって、「防災」にも当てはまることかも
と考えました。
ヤマ(禁止)は「おかしも」(押さない、駆けない、しゃべらない、戻らない)。
そしてニヤマ(推奨)が「きみとかに」(聞く、見る、止まる、考える、逃げる)。

分かりやすくて、かわいらしい絵です。
「きみとかに」は、(一社)保育の寺子屋代表理事藤實智子さんが考案したものです。
長年防災教育で使われてきた「おかしも」は、否定の言葉が中心で、子ども達が具体的にどのように動いたらよいか分からないからとして、生まれたものです。

保育の寺子屋のHPより。分かりやすくて、かわいいイラストです。
でも、「おかしも」をはじめこれまで学んだことを否定するのではなく、使い分けることが必要というスタンスなのです。
「おかしも」は避難のときに気を付けるべきこと、「きみとかに」は災害時の初動の行動というように。
このような素晴らしい意見を受け、私は前述のようにヤマが「おかしも」とニヤマが「きみとかに」と位置づけました。
「防災とヨガって、どうつながるの?」とお思いの人もいるでしょうが(大半がそうだと思ふ)、
ヨガの教えは生活の様々な面に関わっているのです。
それにポーズ(体を動かす)ことを加えて、身の守り方を覚えていく。これが防災ヨガ?です。
防災ヨガ?講座についてはこちら
私の宣伝で終わりたくないので。
現在 藤實さんは「きみとかに」を広めるためのクラウドファンディングを行っています。
私も微力ですが協力しました(偉そう…)。興味ある方、ぜひ協力お願いします。